初夏の秋田で、マタギさんと山菜取り。

どうも、渡辺です。

みなさん、旅してますか?いきなりなフリですみません。
先週末、わたしは秋田は阿仁・根子まで旅にいってきました。しかも今年2回め。
今日はそのお話。

秋田デビューは、今年の2月。
かんじきをはきながら、雪山でうさぎを追う猟をやったりしました。
あたりは一面、白い。もしくは灰色。
生き物の気配を隠してしまうかのような色、空気を感じて、
冬はとても厳しい環境なんだろう、と思いました。
そこで出会った、マタギさんとの交流がとても!楽しかったんです。
これに味をしめて、再度6月、今度はマタギさんといく山菜狩りをしてきました。

マタギさんって何だ?って思われた方→
「東北地方を貫く奥羽山脈を中心に古くから狩猟を生業としてきた集団がいます。独特の習俗を守り生きてきた彼らは“マタギ”と呼ばれその他の山猟師とはっきりと区別されてきました。」だそうです。
ハンターではないんです。マタギさんは獲物を決めたら、確実にしとめる。
3、4日ほとんど眠らず、山をこえ、谷をこえ、熊を追うんだそうです。
ものすごい体力と精神力。常に自然を相手にしている方ってとても尊敬します!!
でも、お会いしたマタギさんは、とても穏やかな表情をした、
情のあつい、ステキな方でした。

6月の秋田は柔らかな、まだ若い色の緑に包まれていました。
季節としては春になるようです。
いろんな虫や鳥がたくさん鳴いています。
足元を小さなかえるが跳ねたりしています。

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マタギさんのたんぼ。水は全て山からのものだそうです。

これは「みず」という山菜。かわをむいて茎を食べるそうです。
ほかにもわらびやら、名前も忘れてしまった、、、山菜もいーっぱいありました。
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さきほどのみず。塩昆布との和え物と南向鍋(馬肉のお鍋)になりました。
(写真はお鍋のほう)
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全くくせのない、さわやかな味わいと、少し粘りのある食感がなんともいえません!
とれたてってなんて贅沢なんでしょう・・・。
朴葉にのせられた、たきたてのごはん。この上品な甘さ・・・。
本当にたまりませんよ。
この一粒にもマタギさんの愛情が込められているんです。
大事にいただきます。

かじかが網で焼かれていたり、きりたんぽがでてきたりして
自然のめぐみをまるごといただけるお昼ごはん。
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デザートに、とマタギさんが厳選したみずをとってきてくださって、
野蒜とマタギさん自家製のお味噌、こまかくたたいたみずをあえた
「みずたたき」をつくってくださいました。これは、、、本当に絶品です。

マタギさんの知恵って本当にすごいです。
とても大事な何かを見せてもらい、体験できた気がします。
大事な知恵はいつまでも後世に伝えていかないとですね。
未熟者ながらそんなことを考えてしまう旅でした。

みなさんも、ステキな旅、楽しんでくださいね。

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初夏の森吉山。高山植物がいっぱいで、気持ちよかったです。

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今回の旅のベストショット。なんの花だったかな・・。ウラジロなんとかです。
すみません。