年末読書感想文

お世話になっております。濱島です。

早いもので2023年も既に9日目。

みなさんもそろそろ仕事の調子を取り戻しつつあるのでは?

一方で、僕は正月からコロナに苦しんでいたため、本日が仕事始めになりました。

正月からめちゃくちゃに悪いおみくじを引いたせいだと思います。

 

そのため年始の思い出は何もないのですが、年末はあれやこれやと趣味の読書をして満喫しておりました。

これはタイトルのロゴがおどろおどろしい本です。内容はエビデンスベースで「ちゃんとメタ分析とかを行うと、体に良いとか悪いとかって一概には言えないよ」という感じの本でした。概ね知っているような内容ではあったんですが、幾つか知らなかったポイントもあり、面白かったです。「妊婦はアルコールを避けるべきか」については疑問も持っていなかった(飲んではいけないと思っていた)ため、忌避すべきエビデンスが十分ではないという結論が直観に反していて良かったです。

 

『絶滅危惧食』は「資本主義社会、緑の革命、モノカルチャー経済によって、食の多様性が失われている」という感じの本。主張に目新しさはないですが、各地での商用作物の伝播の歴史などは知らないことも多かったですし、エピソードも豊富で教養本として中々面白かったです。日本の例も幾つか出てきます。著者が辺境の地まで自分の足でしっかりと取材に行っているところに好感が持てます。

『商店街さんぽ』は商店街の図鑑のような本。岐阜の柳ヶ瀬商店街とかも載ってます。レトロな感じが好きな人にはおすすめ。

 

坂口恭平の『継続するコツ』。前に坂口恭平の『cook』という手書きレシピ本を読んでいたく感動したので、新刊のこちらも買ってみました。「とにかく楽しいことをやる。楽しいから継続できる。他人に評価されるために継続するんじゃなく、自分が楽しむために継続する」というようなラジカルな継続思想が綴られていて面白かったです。

自分も以前は結果主義的なところがあったのですが、最近は「物事の過程を楽しむ」という事に興味が出てきました。より正確に言えば、結果(に見えるもの)自体がまた何かの過程の一部を構成する要素で、逆に刹那の結果の連なりが過程(と呼ばれるもの)であるため、結果と過程は不可分なものです。坂口が楽しむ「継続」の部分は特にこの「刹那の結果」に重きが置かれているように感じます。つまりは「最終的に良い結果を出して楽しむために今辛くても継続する」ではなく「今この瞬間楽しいからそれを続ける」というのが坂口の継続に当たります。自分が普段から考えていることと概ね同じだったので、割とするっと読めたような気がします。

(参考にはならない気がしますが)面白いのでオススメです。

 

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