いやぁ、映画って本当にいいもんですね~

名城公園で11時間花見をしてきました。濱島です。

みなさんは『劇場版ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』はもう見ましたか?

1992年の映画で、クオリティの高さから語り継がれてきた名作です。これまで映画を観るにはVHSとビデオデッキを買うしかなかったのですが、去年ついにブルーレイが出て、今年からNetflixで配信開始したので自分もようやく観れました。お話が感動的なのは勿論ですが、音楽がやはり素晴らしかったです。車のシーンの演出に見覚えがあったので、調べたところ、やはり湯浅政明さんの関わっていたパートでした。湯浅さんは監督として『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半神話大系』『映像研には手を出すな』などに携わっていますが、クレヨンしんちゃんの映画でも作画などを担当されています。どの作品でも輪郭線とフラットな塗りで疾走感と立体感のある演出が特徴的です。カッコいいんだこれが。

クレヨンしんちゃんの映画だと原恵一さんが監督・脚本の両方に携わった1997年の『暗黒タマタマ大追跡』から2003年の『アッパレ!戦国大合戦』までが、やはり頭一つ抜けて好きです。自分が一番好きなのはやっぱり1998年の『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』で、屋形船から始まる渋い冒頭も良いですし、かすかべ防衛隊が荒涼とした土地にぽつんと立つ、あの寂しい感じがとても好きです。ぶりぶりざえもんが主軸になっているのも素晴らしい。声優の塩沢兼人さんが務めていた頃のぶりぶりざえもんは、やはり良いです。2枚目な3枚目。十数年の時を経て、神谷さんの声で復活したぶりぶりざえもんを、『ラクガキングダム』で観られたのも勿論感動的でした。ただ既にしんのすけの声優が矢島晶子さんから、小林由美子さんに交代した後の作品なので、矢島さんのしんのすけとぶりぶりざえもんの共演が見られなかったのは少し残念です。先日『嵐を呼ぶジャングル』を久々に観たんですが、やはりパラダイスキングは悪役として最高でした。アクション仮面が原作通りのチープなデザインなのもあって、パラダイスキングはヒーロー以上のかっこよさがあるんですよね。「王様は、欲張りで、気まぐれで、残酷で、退屈してるんだ!」のセリフも滅茶苦茶かっこいい。そんなカッコいい悪役に対峙するアクション仮面が、意地と根性でチープさを吹き飛ばして、悪役を凌駕するカッコよさを見せるところがこの映画の痺れるポイントです!パラダイスキングが踊っているシーンで流れていた曲は、『Kung Fu Fighting(邦題:吼えろ!ドラゴン)』で、『カンフー・パンダ』や『ラッシュ・アワー』でも使われています。『カンフー・パンダ』は3D映画ですが、クレヨンしんちゃんも2023年の作品は3D作品になるらしく期待が高まります。邦題からブルース・リーの映画の主題歌か何かだと勘違いしていたんですが、どうも違うみたいですね。

3Dアニメといえばちょうど昨日『バグズ・ライフ』を観ました。小さいころに少し見た記憶があったのですが、観てみると知っているシーンがほとんどなくてビックリしました。何を観たつもりだったんだ。観返して良かった。ピクサーの映画はどれも素晴らしいですが、最近だと『シュガーラッシュ』の2作目(『シュガーラッシュ:オンライン』)がピクサーらしからぬビターエンドのような、観客にハッピーエンドかどうかを問いかけるようなエンディングだったのが面白かったです。脚本自体はそんなに好きではないんですが、あのエンディングは結構好きで記憶に残っています。3作目もぜひ作って欲しい。最近だとピクサー作品があまり自分の周りで(良い意味で)話題になっていないのですが、一応色々観てはおきたいとは思っています。一方で最近着実に名声を得ているのはイルミネーションで、『SING』や『ミニオンズ』でブイブイ言わせています。『SING』は1作目も2作目も劇場で観にいったので思い入れが深いです。1作目の練られたストーリーに対して、2作目は行き当たりばったりで詰めの甘い脚本でしたが、どちらにせよ歌は最高でした。1作目のアッシュの歌がやっぱり好き。スカーレット・ヨハンソンは良いぞ。『怪盗グルー』シリーズも3作品観ていますが、新作ほどイルミネーションの雑な感じがちょっと増している感じ。3はちょっとよく分からないかも。ドルーってなに。1を観ると(スキのない面白い映画だけど)そこまでのヒット作品になる雰囲気はないので、ミニオンの人気がすごかったのを感じます。脚本を脇に置いても、怪盗グルー~ミニオンズのあの世界観は随一ですね。ハリーポッターのウィザードリーワールドのようなわくわく感があります。ちょうど今『スーパーマリオ』の映画をやっているのでとても観たい。(わざわざいう事でもないですが、『ペット』はイマイチ。『ペット2』は輪をかけてイマイチ)。ちなみに『ボス・ベイビー』は『カンフーパンダ』や『シュレック』と同じドリームワークスの映画です。

社会人になってから今夏やる予定の映画を楽しみにしていたら、いつの間にか冬になっているようなことが多くて、なかなか映画を観れていません。2023年は色々と映画を観ていきたいと思います。『四畳半タイムマシンブルース』も小説は読みましたが、気づいたら上映が去年になっていました。観なきゃ。

家で映画を観るときは、休日の昼下がりにお酒を飲みながら、だらだら観るのが一番!

そんな映画酒のおともにピッタリのレシピをこないだ僕が作ったので、ぜひ作ってみてね☆

ミョウガとらっきょうのざくざく薬味餃子

さよなら、さよなら、さよなら~。