心も体もすこやかに

食育について

楽しい食卓で一緒の時間を共有することが大切

最近は食に関する情報量が膨大でメディアに振りまわされ過ぎではないかと思うのですが、何を食べると身体に良いかを学ぶよりも、どう食べると心に良いかを感ずる事が大切だと考えます。
大人も子供も忙しい時代だからこそ、せめて食事ぐらいは、家族団欒で食べたいものです。
皆そろって“いただきます!” 親子で囲んだテーブルには、何気ない会話や笑顔がうまれ、その中で「好き嫌いせず、バランスよく食べなさい」とか、「食べ物を粗末にしてはいけません」といったような食育が親から子へとされていくべきだと考えます。そして皆で“ごちそうさま!”をした後は、子供達も後片付けのお手伝いをする。
食は、その国や家庭の文化であり、家族で食事を楽しむことを大切にすることは、家族を大切に思う気持ちの表れではないでしょうか。

手料理の良さ、作る楽しさ

子供は、餃子包みのお手伝いが大好き!
隆祥房が提案しているのは家族や仲間で集まって皆で餃子を包んでテーブルのホットプレートで焼いて食べる“餃子パーティー”です。
今の時代は、日々の大変な義務の料理よりも、週末の楽しい趣味の料理を提案しなければならないと思います。
料理を作る手間隙も皆で作る事で、楽しみに変えてもらいたいです。お父さんや子供が不慣れな手つきで包んだ歪な形の餃子に笑いが生まれたり、おみくじ餃子なんてどうですか?当たりやハズレの具材を忍ばせて、皆で食べれば、盛り上がること間違いなし!忙し過ぎて食卓でさえ、すれ違ってしまう毎日だからこそ、週末ぐらいは、皆で作るスローな餃子はいかがですか?

愛情がいっぱい詰まった手作り餃子

野菜嫌いな子供も手作り餃子ならパクパクパク!
手作り餃子は安心安全な、野菜タップリのヘルシーメニューで栄養バランスの良い料理です。そして何よりも、1枚の皮の中にお母さんの家族への愛情がいっぱい詰まった温かい料理です。手料理を通して子供はお母さんの愛情を感じます。そんなおふくろの味が、子供の体だけでなく、心まで健やかに育てます。
手の込んだ料理は外食でよいので、簡単なもので良いから、お母さんに作ってもらいたいと思い、餃子や春巻の皮を使った簡単な創作料理も提案をしています。季節の行事にあわせたり、旬の食材を使った“クッキングアイデア”として、毎月楽しいメニューを提案しています。

隆祥房の食育活動

日本最大規模のカルチャー・スクールとして名古屋で歴史深く、食育の先駆けとも言える中日文化センター、料理教室への協賛活動を昭和41年より行っています。まだ家庭料理として、餃子や春巻になじみがなかった頃に、文化センターで料理教室を開催し、家庭でも簡単にできる料理として手づくりの餃子と春巻を普及させていきました。
また、2005年に開催された万博 “愛.地球博”の食育パビリオン“わんぱく宝島”の“わくわくキッチン”に協賛し、エコロジークッキングや、世界の包食文化の展示や、親子で参加するクッキングスクールを開催しました。1日2回行った親子クッキングスクールでは、子供達が餃子作りで大喜びでした!そんな子供達の楽しそうな笑顔が見たくて、文化センターやスーパーマーケットとコラボレーションし、親子の手作り餃子スクールを、開催しています。
2007年からは、中国の食習慣を取り入れ、旧正月を“餃子の日”として提案し広めていこうと頑張っています!
半世紀前に餃子皮を作り始め、日本の食卓に手作り餃子を普及させてきた隆祥房だからこそ、そんな昭和の台所の温もりを平成のキッチンへ、そして次の時代にもつなげていきたいと願っています。